2023/05/22 14:19
テキスタイルデザインとは、服やインテリアに使われている生地のデザインのことを言います。
単純な柄のデザインだけではなく、生地の素材や加工方法、配色など、見た目からその布がどのように使われるのか、という機能面に至るまでを含みます。
今回、そんなテキスタイルデザインを手掛けるガレージランドさんのブランド「uwaru(植わる)」と、メリーロジスティクスのコラボ商品、オリジナルプリントサコッシュが誕生しました。
2020年1月、メリーロジスティクスは京都にあるkumagusukuに店舗を出店しました。(※)
同じくkumagusukuに軒を連ねていたガレージランドさん。メリロジの代表・西尾はガレージランドさんのテキスタイルを気に入り、よく商品を購入させていただいていました。
ある時、ガレージランドの代表・松生さんがメリロジの店舗に立ち寄ってくださった際、二人でこんな話をしたそうです。
「メリロジは、暗い・キツイという先行イメージのため人手不足になっている物流業界を盛り上げるため、グッズ制作・販売を通じて物流業界以外の人たちに面白さを伝えるチャレンジをしている。
ガレージランドもまた、テキスタイルデザインの継承者不足に悩んでいる。これは自社だけでなく、この伝統産業に関わっている多くの企業が抱えている課題だ。」
自分たちが所属する業界をもっと盛り上げていきたい―――そんな根底にある想いが両社に共通していることを知り、ガレージランドさん協力のもと、このコラボアイテムが誕生するに至りました。
メリロジが掲げている「物流業界の面白さや楽しさを伝えていく、物流をコンセプトにした雑貨店」。 uwaru(植わる)が目指す「個性的な柄たちが、日々の生活(くらし)にしっかりと根をおろし、愛されるように」という想い。 この二つのテーマがうまく合わさって、可愛くて楽しいデザインが描けたら、という考えから作られました。
uwaruは植物がモチーフとなり図案に取り込まれているのが特徴で、今回のアイテムもメリロジのブランドカラーの赤、紺、グレーを使い、植物を描くことで楽しさを表現しています。
なんとこちらの図案は今回メリロジコラボのためオリジナルで描きおこしていただいたもの!1つ1つが図案家という職人による手描きになっています。手描きならではのやわらかいタッチがなんとも言えず魅力的ですよね。
さりげなくメリロジの頭文字である「M」と「L」がデザインに入っているのもオシャレなポイント。
これまで若い人向けの商品が多かったメリロジにはない、大人っぽいアイテムとなっています。
なんとこのサコッシュ、図案だけではなく生地作り、縫製に至るまで、全て京都の職人さんによる手作り。細部にまでその技術が行き渡っています。
製造作業工程として、なんとこんなにも細かい調整をしているんです!
プリントする図案作成→キャンパス地の手配→マス見本(試し刷り)を使った色調整→生地に本プリント→サンプル品作成→サンプルチェック→縫製→完成
こうして約半年の月日を経て、このサコッシュは完成しました。
匠の技により完成した・・・という部分に想いを馳せると、このサコッシュがまた違って見えませんか?
このサコッシュは2通りの使い方でお楽しみいただけます。
1つ目は、物流現場で作業をするときのポシェットとして。
物流現場で使われている作業ポシェットのほとんどは、黒だと思います。いつものポシェットが、このサコッシュに代わったときのことを思い浮かべてください。カラフルな色におしゃれなデザイン。なんだか、持っているだけでわくわくして、いつもより楽しく働けるような気がしませんか?
生地もキャンパス地なので、ハサミやカッターといった先がとがったものを入れても破れにくいのが特徴です。
2つ目は、普段使いのカバンとして。
スマホ・ハンカチ・カード・小さめのお財布が入れられます。ちょっとした近所への買い物や、両手を空けて身軽に動き回りたいときに最適です。
おしゃれなサコッシュをかけて歩いていたら、目立つこと間違えなし!
Tシャツやデニムといったシンプルな服にとてもよく似合います◎
作業現場に、日常に。彩を加えるアイテムとして、ぜひお買い求めください!
染織図案の文化が残る京都で、 テキスタイルデザインのプリント図案を制作するアトリエとして2000年より活動。
以来、長年にわたり社会の変化を感じ取とりながら続けてきたデザイン制作活動は、 テキスタイル関連のみならず、ショップのサインボード、PR広告のイラスト、ブランドロゴなどのアートワークや、 車用内装パーツ、家電製品に施すグラフィックの企画・制作など多岐に渡る。
デザインスタジオ・ガレージランドがアトリエ創設以来、 こだわり続けてきた「手描き」の風合いをしっかりと残しつつデータ化されたアートワークは、 様々な製品へのプリント意匠として活用されている。
ユニークな植物たちをモチーフに取り入れた柄をメインに展開していく、 京都で生まれた小さなテキスタイルブランド。ブランド名である「uwaru」は「植わる」を意味している。「植える」がその行為を表すのに対し、「植わる」は結果や状態を表す。 個性的な柄たちが、日々の生活(くらし)にしっかりと根をおろし、愛されるようにとの想いで名付けられている。
※2022年10月にメリロジはkumagusukuを退店しています。
新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。